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Everyday Love

第19章 いとしい傷【白黄】





あの後、すっかり元気になったテツを含めホージー・セン・ウメコ・ドギー達は職場に復帰した。

「やっぱ相棒がいねぇと駄目だな!」
「…相棒って言うな。」

いつも通りに振舞っていたバンもやはり寂しかったらしくいつも以上にホージーにじゃれている。
そんなバンをうっとおしそうに遇うが顔は笑顔だった。

「う~ん、やっぱりいいねぇ。」
「だよね!!やっぱりこのメンバーが1番だよね!!」

まったりお茶を飲むセンにウメコが元気いっぱい同調する。

「ドゥギー、もう大丈夫なの?」
「ああ、休んでた分を取り返さなくてはな。」

ドギーもいつもの調子を取り戻した様子だ。スワンはまだ心配のようでドギーの傍を離れようとしないが。

「めでたし、めでたしね。」

あまり顔に出ないタイプだが、もちろんジャスミンもとても嬉しかった。
やはり3人しかいないデカルームはとても閑散としてて虚しかったから。

「ジャスミンさん達のお陰ですね。」

横に座っているテツがとびきりの笑顔で答える。ニコニコという擬音がつきそうなほど。

「そりゃどうも。」

ジャスミンは内心まだ心配している。それ程、怪我が酷かったのだ。

「俺は特にジャスミンさんのお陰ですね~!」
「そうそう、感謝するべし。」
「親の唾ならぬ、ジャスミンさんのキスってやつですね。」
「そうそう…って、え?」

振り向くとピースサインのテツ。確かにジャスミンはあの行為を毎日していた。だが、寝てる間にしていたはずなのだが…。

「あんなことしてくれるんだったらまた怪我してもいいかもですね~」
「え?えぇ…あじゃぱ~…」

気付かれていたのと、改めて自分がしていたことの恥ずかしさでジャスミンは机に顔を突っ伏した。


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