Everyday Love
第25章 WOW! WOW! WOW!【緑桃】
慌ただしくデカルームと外を行ったり来たりするウメコ。
どうやら担当している事件についてらしい。
センも自分の担当する事件の書類やらに目を通したりしていたのだが。
あまりにも豪快に走り回るウメコに目が離せない。だが、直接見るのもなんだが気が引けてチラチラと盗み見る程度に。
「無防備なんだよね~。」
「…何がですか?」
誰にも聞こえないように呟いたはずなのだが隣で同じように書類に目を通すテツに拾われてしまった。
「あ~…独り言だよ。」
「そうですか。」
特に興味もなかったらしくテツは再び視線を落とした。
今ここにジャスミン以外は男しかいないことわかってるのかな~?
今度はちゃんと心の中で呟いた。
センがずっと気にしていたのはウメコが着ている制服のスカートの丈である。
普段から短いなぁとは思っていたがそんなものかと特に気にしてはなかった。
しかし、今は余程焦っているのか自分の走り方まで配慮がいかずウメコの細く白い腿が限界まで露になり、ヒヤヒヤと肝が冷えてしまう。
今ここにいるのは男性陣はセンを除いてバン、ホージー、テツ。
そして我がボスのドギー・クルーガー。
幸い皆、ウメコのことはあまり気にしていないらしく際どい部分に目を離せないのは自分だけらしい。
本当にウメコは自覚がなさすぎる。自分がもう立派な大人の女性ってこと気付いてないの?少しはジャスミンを見習って…など不満が止まらない。
そんなときだった。