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Everyday Love

第3章 魔法のくすり【白黄】



自己管理がなってない。簡単に言ってしまえばそうだ。
しかし言い訳をさせてもらいたい。数日前アリエナイザーとの戦いで攻撃された際に海に落っこちてしまった。
デカスーツは防水仕様なのだが…攻撃が意外にも強かったのか勢い余ったのかはわからないが不幸なことに変身が解除されてしまった。
幸い、深い場所ではなかったし皆が助けてくれたおかげで溺れはしなかった。因みにアリエナイザーも無事デリート出来た。
これにて1件コンプリート。メガロポリスは日本晴れ…だったのだが。








風邪をひいてしまった。






数日間、病原菌は潜んでおり今日一気に姿を現したようだ。
朝、頭と喉の痛み、そして足元がおぼつかないほどのふらつき。
熱を測れば38度。
この状態での勤務は無理だし、皆にうつしてしまうと判断しジャスミンはSPライセンスを取り出した。








「ジャスミン遅いなぁ…」

ウメコがしゅんとしながら呟く。いつもは1番乗りレベルのジャスミンが全員集まっても来ない。
様子を見に行こうか…と考えていた矢先、ドギーのSPライセンスが鳴った。

「はい、こちらクルーガー。」
「ジャスミンです…」

話題の人物からの応答でデカレンジャー達は一斉にドギーのいる場所へ集まる。
ジャスミンの声はガラガラで名を名乗ってもらわないとわからない程だ。

「ジャスミン、どうした?」
「実は…風邪を引いてしまって…」

その言葉にドギーは全てを察した。
数日前にびしょ濡れで帰ってきた彼女を思い出す。アリエナイザーに落とされてしまったとウメコから聞いた。

「そうか。最近、忙しかったしな。ゆっくり休めよ。」

「はい…ありがとうございます…」

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