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今夜も君をオカズにする

第2章 東七原駅・多目的トイレ

だから僕が知っている彼女の情報は

あまりない

彼女に会うのは部活の時間と

2週間に1,2度、時たま不定期に呼ばれるこの場所だけ

それも彼女はあまり話さずに

大人でも公衆の全面でははばかられる単語を使って

僕とその手の会話をしようとする

彼女の思惑はわからない

知っているのは彼女が話してくれたことと

僕が感じた彼女

ほかの人がこの話を聞いたらどう思うだろう

それはよく思うこと

だけれど、この関係が僕にはちょうどいい暇つぶしと

先輩の言葉を借りると

快楽という怪物に与えるエサ

要は性欲発散のためのネタ

となっている

そういう意味で、僕はその先輩の真意のわからない

不思議な遊びに付き合うことにした

今のところ、僕には人生を左右するような害はない

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