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今夜も君をオカズにする

第3章 文芸部Ⅱ

家に帰ってから一通りのことを済ませ

夜の9時を過ぎたころ

宿題の英語の翻訳をやろうとしたところでやはりあまり身は入らなかった

カバンの中身のほうが気になる…

ふぅ・・・

とため息を一つ大きくついて

降参の白旗を揚げる

1階から人が上がってくる気配がないのを確認して

カバンの中の

その白いビニール袋に包まれたものを取り出す

一日以上密閉された中に入れられていたその布切れを取り出す

ビニールの中で密閉されていたそれは

少し蒸れて湿っていた

ひんやりと湿った手触りと

蒸れた匂いが鼻腔をくすぐる

女子の匂い

といえば、世の中万札を積んでも欲しい変態が居るだろう

そんなものを手の中で弄ぶ

柔らかく、手触りのいいそれ

デリケートな箇所に身に着けるために

いい素材が使われているのだろう

男の単純なそれとは大違いだった

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