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溺れてみたい

第1章 一


「寝るって……それだけ?」

「うん」



質問に答えると、途端に椎名は私の隣へ寝そべり、優しく微笑む。


……一体何なの?

コイツ、よめない。

普通男ならすぐヤりたがるんじゃないの?

それとも私に色気が無いとか、好みじゃないとか?


隣同士寝ているだけとは言え、至近距離にある互いの体。

私が緊張しているのは間違いない。

……意識して、変な汗まで出てきた。





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