
溺れてみたい
第2章 ニ
「兄弟……?がいるの?」
「そうだよ。俺はその長男で、後下に3人いるんだ。2人が弟で、1人は妹だよ」
4人兄妹ということか……。
でも、親は?
「両親は俺達が子供の頃に亡くなったから、ここには4人で暮らしてるんだ。君を買ったのも4人で、お金を出しあったんだよ。だから君は4人のモノとなる」
「4人の……」
「全員に奉仕しないといけない。でももし由来ちゃんが嫌なら、俺が由来ちゃんを買い取ってあげる」
「そんな事できるの……?」
私が椎名だけのモノ……?
4人全員のモノになるよりは、主人は1人の方がマシだ。
でも、こんな薄気味悪い変態が主人で良いんだろうか。
「ねぇ由来ちゃん、そしたら俺と毎日Hなことが出来るよ」
いきなりTシャツの上から両胸を触られると、ビクッとした。
