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溺れてみたい

第2章 ニ


「服脱いじゃって良いよ。直接舐めてあげる」

「いや……」



椎名がTシャツを捲り上げようとすると、私は涙目でその手を押さえた。



「……何?したくないの?君、俺に買われたんだよ」


突如椎名の声が低くなると、自然と手の力を緩める。


「ごめんなさい……」


震える手の指先。速まる鼓動。


私はコイツの言いなりにならないといけない。




そう頭に叩きつけようとするが、体が拒否してしまう。



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