*蜜恋*
第1章 *危険なアイツ*
『すいません!満タンで!』
『はいよ!』
『あの涼太さん、ほんとに有り難とう。』
『……ったく!……俺が居なかったらあんた、
どーしてたんだろww』
『……』
『はいよ!兄さん入ったよ!』
『有り難とう。幾ら?』
『あ、お金なら私が払います。』
『ああいーよ、いーよwwついでだから!』
『〇〇円です。毎度!』
……俺は……
再び単車を後ろに乗せて車に乗った。
『何してんの?乗りなよ?』
『….え……もう大丈夫よ?帰れるわ。』
『……ダメ!……
彩音さんが家に着くまで俺、
心配でしょうがねーから
家まで送ってく!早く乗んな?』
『有り難とうww』
『で、家どの返?ww』
『……あ……
吉祥寺よ。ほんとにごめんなさい。』
彼女の顔がほんとに申し訳なさそうな、
顔になった。