*蜜恋*
第1章 *危険なアイツ*
『サンキュー♡彩音さん!
また連絡するね♡』
『ええ。待ってます。』
『……マジで?……彩音さん♡
待っててくれんだ?俺からの連絡。』
『……ええ……
それは早くお礼したいしww』
彼女の口からいかにも、
模範生的な答えが返って来た。
……まあ……人妻だもんなあ~
……でも……
いつか俺に夢中にさせてやるよ♡
車を20分程走らせていたら彼女が、
『有り難とう。ここでいいわ。』
『え?ここでいいの?w』
すると彼女は、
当たりをソワソワと見渡し出した。
……ああなるほどーww……
近所の目って奴か?ww
『解ったよ。マジで大丈夫?』
『……ええ……すぐそこだから。
涼太さん。
今日はほんとにいろいろ有難う、
ございました。ほんとに助かったわ。』
『いいよ。
困ってる時はお互い様だろ。
ホラ、早く行きな?気をつけろよ?』
『……ええ……』
俺は車のバックシートから、
彼女の単車を出すと彼女を見送った。