テキストサイズ

既成事実作ってやるよ

第2章 運命へのカウントダウン9

『家に食品ってありますか?』

「ない」

男の一人暮らしなんだから、
当たり前だよね。


『んじゃ帰りに道にスーパー寄ってください』


「料理できんのか?ドジなのに」

『多少はできますよ。ドジは関係ないです』


ダメだ。


完璧に“ドジキャラ”が定着してる

帰り道に見慣れた景色が目に入った


まだ、司はあたしの家に居るんだろうか・・・


『燕さん・・・お願いがあります』


「何だ?」


『あたしのアパートの前、通ってもらっても良いですか?』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ