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既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

『呆れてる?』



「こんなことで呆れてるようじゃ、
つぐみから振り向いてもらえないだろ?」




ねぇ、燕さん


貴方今自分が言ってることわかってる?



顔がカーっと熱くなる



顔だけじゃない、今捕まれてる手に熱を感じる




「消毒するぞ」



『大丈夫で・・・じゃなくて、
大丈夫だよ!』



敬語からタメ語って難しすぎる。




「そんなんじゃ料理できないだろ?」




燕さんは薬箱を持ってくると、
器用にあたしの指先に消毒を塗った




絆創膏を貼る




その光景に変に緊張する。

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