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既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

ドキドキしながら、

料理を再開し、

どうにか夕飯が完成。



「つぐみってドジだけど、
料理は上手いよな」


『ドジだけどは、余計』


「褒めてるんだよ

料理が上手いって」


そんな優しい笑顔であたしを褒めたりしないで

本気にしちゃうから

その笑顔をあたしに向けないで

司の元に戻れないくらいに溺れてしまいそうだから


“明日帰る”


夕飯の片付けを済ませたら話そう


結局話す勇気がわかなくて、
時間だけが過ぎていく。

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