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数分が経ち

腰にタオルを巻いた和哉が

部屋に入ってきた。


「着替えだけ取らせてもらうね」

「あ……はい……」


和哉はクローゼットを漁っている。


「オヤジとはいつから？てか、佐伯さんて
いくつ？」

「25歳です……部長とは最近……」


和哉はクローゼットから出した
Tシャツを着た。


「俺とタメかよ。親子ほど年が離れてる
あんなオヤジのどこがいいわけ？」

「どこって言われても……」


転勤を免れる為だけに

相良部長に近付いただけ。