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僕らの歪な経験値

第4章 ズレる

翔 side







でも、雅紀には言っていいか。



こんなに仲良くしてるんだ。



話とかないと、ややこしくなりそうだし。



翔「雅紀。実は…………」













雅「うええええええええ!!!」



翔「声でかい」



案の定、でかリアクションありがとう。



雅紀は驚きのあまり開いた口が塞がらなくなっていた。



雅「まじでまじでまじで翔ちゃんまじでまじでまじで」



翔「お、おうおう。まじまじ」



雅紀が詰め寄ってくる。



その距離はキスできそうだ。



翔「近いよ。だからあなたも。近いって。頑張れよ」



雅「うん!頑張る!!」



雅紀は元気と勇気をもらったように飛び跳ねながら、自分の部屋に案内してくれた。







この扉を開けるということは、次にとんでもないことが起きてるってことなんだけど。



この時の俺らは何にも考えてなかったんだ。



そもそも、雅紀の部屋の扉を開けるなんて、何かを考えながら開けるもんでもない。



雅紀は俺らのことを知って、さっきより元気になってた。



俺は雅紀に元気を上げたようで、いい気になってた。










雅「………………え」



翔「え?」



扉を勢いよく開けるとそこでは。















智と二宮がキスをしていた。








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