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僕らの歪な経験値

第5章 稽える

智 side







それから相葉くんも交えて4人で作業することが多くなった。



俺らは手伝い以外でも一緒にいることが多くなってった。



イケメンクラス委員の櫻井くんとこんなに仲良くなるなんて。



人生はわからない。



もっと気取った奴なのかと思ってたけど、ちょっと口の悪い優等生だった。



根は真面目なんだろうけど、なんだろう。



俺の言うことにすごい笑ってくれんだよね。



だからすごい居心地良くて。



智「カレー味のうんこと、うんこ味のカレーどっちがいい?」



人生で感じた疑問をぶつけても答えてはくれないが笑ってくれる。



俺が足の付いた鶴を折った時も笑ってくれた。



なんだ、この人いい人じゃん!






嬉しくてそれから机に折り紙を置くようになった。



残念ながらそれには反応してくれなかったけど。



そんな日々が過ぎてって、ある事が起きた。



いや、俺が起こしたっていうか。









その日は、なんていうか、ムラムラしてた。



ニノは新しいゲーム始めたみたいでさっさと帰っちゃう。



櫻井くんはニノが来るまで手伝い来なくていいって。



相葉くんはニノいないと来ないし…



なんか、溜まってたんだろうな。



フラストレーションが。







智「あ、テニス部、部活してる」



女子のスコートって短いよな。



スコートから伸びてる足は、動けばパンツ見えそうだった。






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