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僕らの歪な経験値

第5章 稽える

智 side







その太ももを見てるとムラムラしてきた。



ムクムクとそれが起き上がってくるのがわかる。



俺は徐に辺りを見渡した。



誰もいないかな。



大丈夫かな。



いいかな。



いいよね。



一応教室の外まで見に行ったのに、誰かに見られるなんて思ってもなかった。













翔「大野…」



アレをアレしてると、突然呼ばれてそちらを見ると知った顔があった。



智「わっ!ごめんっ!」



急いで俺のをしまった。



翔「何やってんの?」



聞きます?



智「何って。見ての通り。お恥ずかしい限りで」



笑ってごまかそうとしたけど、櫻井くんは笑ってくれない。



ってかなんか緊張してない?



震えてるし。



やっぱり嫌だったのかな。



せっかく櫻井くんと友達になれたのに。



嫌われちゃったかな。



智「嫌なもの見せてごめんね。忘れて。俺、帰るわ」



鞄を持って教室を出ようとした時。



翔「おおの!まてっ!!」



智「へっ?」



さっき聞き間違いかと思ってけど。



大野って呼ばれてる?



どっちでもいいけど。





後で聞いたら精一杯の虚勢を張ってたらしい。



ビビらす為に。



でも俺が全然普通にしてたから、櫻井くんはビビってたらしい。







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