イチャコラミックス
第4章 よっつめ
喫茶店の奥、トイレと反対側のドアを開けると広い部屋があり、半分はフローリングにソファとテーブル、半分は畳の小上がりになっている。
彼女はソファに横になるよう促された。
「すみません、急にのぼせちゃって」
マスターに。
「他に具合の悪いところはありませんか?」
「ちょっとこのあたりが」
「胸、ですか。それは大変だ…見て差しあげますね。」
他のお客をほっといて何をしてるのかって?
心配はいらない、店なら
「お待たせしました、木苺のパイです。」
「お姉さんはどこの国から来たの?日本語上手だね。」
「うふふ、内緒ですわ。」
アゼット・キャロラインはいつからかこの店で働き始めた人外の女性。
花の妖精なのである。まぁ、メルヘン。
働く事の楽しさを知ったばかりの彼女はマスターなんていなくても上手く店を切り盛りしていた。
ちなみに、マスターとそういう、男女の関係みたいになることは決してない。
何故なら彼女には
「お疲れ様、かき氷、頼む。」
「香田さん!いらっしゃいませ♡」
思いを寄せる人間の男がいるからだ。
「マスターは?」
「いつものお食事中です。」
「…そ、そうなんだ。」
全ての事情を知る香田リョウはただ、苦笑いを返した。
そう、これは食事。
悪魔も半魔も、定期的に人間から精気をいただかないと生きていけない。
「あ…♡」
奥の部屋はカラオケもできちゃうほど防音設備ばっちり。
ここでどんなにあられもない声を出そうが外には漏れない。
だから遠慮なく…
「お客様は着痩せするタイプなんですね。」
「ん…そんな…あ、ぁん、そんな触り方…された事…ぁあん」
「光栄だな、お客様の初めてをご一緒できて。」
「ぁ…わたしもぉ…♡んっ、おヒゲくすぐったァい…♡」
少し白髪混じりの髭が柔らかく先端の敏感なところに触れる。
己は一糸も乱れぬまま、相手をグチャグチャに乱していく。
「感じやすいんですね…可愛い人だ。」
可愛いなんて言われるのはいつぶりだろう。
男日照りのその身体に、この刺激はあまりにも強過ぎた。
硬い指先が背骨をなぞる。
初めて触れる肌なのに、的確にツボを抑えてくるところは熟年ならではの技なのか。
「あ、ぁあ…もう…」
彼女は下半身をモジモジさせながら、潤んだ瞳で訴えかけた。
彼女はソファに横になるよう促された。
「すみません、急にのぼせちゃって」
マスターに。
「他に具合の悪いところはありませんか?」
「ちょっとこのあたりが」
「胸、ですか。それは大変だ…見て差しあげますね。」
他のお客をほっといて何をしてるのかって?
心配はいらない、店なら
「お待たせしました、木苺のパイです。」
「お姉さんはどこの国から来たの?日本語上手だね。」
「うふふ、内緒ですわ。」
アゼット・キャロラインはいつからかこの店で働き始めた人外の女性。
花の妖精なのである。まぁ、メルヘン。
働く事の楽しさを知ったばかりの彼女はマスターなんていなくても上手く店を切り盛りしていた。
ちなみに、マスターとそういう、男女の関係みたいになることは決してない。
何故なら彼女には
「お疲れ様、かき氷、頼む。」
「香田さん!いらっしゃいませ♡」
思いを寄せる人間の男がいるからだ。
「マスターは?」
「いつものお食事中です。」
「…そ、そうなんだ。」
全ての事情を知る香田リョウはただ、苦笑いを返した。
そう、これは食事。
悪魔も半魔も、定期的に人間から精気をいただかないと生きていけない。
「あ…♡」
奥の部屋はカラオケもできちゃうほど防音設備ばっちり。
ここでどんなにあられもない声を出そうが外には漏れない。
だから遠慮なく…
「お客様は着痩せするタイプなんですね。」
「ん…そんな…あ、ぁん、そんな触り方…された事…ぁあん」
「光栄だな、お客様の初めてをご一緒できて。」
「ぁ…わたしもぉ…♡んっ、おヒゲくすぐったァい…♡」
少し白髪混じりの髭が柔らかく先端の敏感なところに触れる。
己は一糸も乱れぬまま、相手をグチャグチャに乱していく。
「感じやすいんですね…可愛い人だ。」
可愛いなんて言われるのはいつぶりだろう。
男日照りのその身体に、この刺激はあまりにも強過ぎた。
硬い指先が背骨をなぞる。
初めて触れる肌なのに、的確にツボを抑えてくるところは熟年ならではの技なのか。
「あ、ぁあ…もう…」
彼女は下半身をモジモジさせながら、潤んだ瞳で訴えかけた。