テキストサイズ

イチャコラミックス

第6章 盛夏に聞こえる鳴き声

「…あ、だめだ。一回抜くか。」
なかなか収まらない昂りを、自身の持つ水の力でもって落ち着かせようとしたができなかった。疲れマラってこう言う事かと独りごちる。
連日の研修、先輩先生達との飲み会、年の離れた弟の世話。

「先生、ほんとに大丈夫?」
「え…!」
振り返り部屋の入口を見ると上半身下着姿の由芽がこちらを覗いている。
「お前なんて格好…」
「せんせ…せいいちさんが脱げって言った。」
モジモジ、ほっぺたをピンク色にさせながら上目遣いで見つめてくる。しかも名前呼び。

はい、アウト。

「お前さ、そういう格好で男の部屋に入るとか…危機感ないのか?」
と言ってる時には彼女をベッドに押し倒していた。シーツは朝変えたばかり、ぬかりない。
「疲れてるんじゃないの?」
「元気だよ。」
下半身が。もう痛いレベルで元気である。なんなら今すぐぶち込みたい。でもそんな事はしない、彼は紳士だから。
「無理してない?」
「してない。」
と言って唇を落とす。
由芽の柔らかく瑞々しい唇をひとしきり堪能すると彼の頭の中は多幸感で溢れていった。
「わ」
ぐるりと転がされ、背中にシーツが触れる。
身体には出ていないが由芽の方が晴一より遥かに力がある。転がすなんて簡単。
「私がする」
「え」

プチ

と静かに音がしてハラリと胸の上にピンク色のブラジャーが降ってきた。小花のレースが縁にあしらわれている。庭に咲いていたオキザリスを思い出す。
そして形のいい餡饅のような白い胸、挑発的な桃色の乳首…貪りたい、と欲望丸出しに見ていると
「うっ」
「わ、カチコチ!」
濡れたパンツの中に手を突っ込まれ、形をなぞる様に撫でられる。
「ま、まて」
「だーめ」
由芽は伸ばした手を、シーツに押さえつけると、晴一に深く口付けた。
あぁ、どこで覚えたんだこんな舌使い。
口の中の性感帯にピンポイントで刺激を与えてくる。『キスだけでイッちゃう!』なんてAVのタイトルを見せられ、んなわきゃねーだろと思っていたが…実際に今、己の身に起きようとしている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ