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君と見たあの星

第2章 10年前の七夕


彼女は俺を向き直り、ゆっくり口を開いた。


『あの空に居る、彦星様と織姫様が出会えたからだよ』


彼女は窓の外を指差し乍小さな声で述べた。

俺はまた、疑問に思い言い返した。


「今日は雨だから彦星様と織姫様は会えなかったんだよ」




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