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君と見たあの星

第1章 昔の物語



――――チュンチュン


カーテンの
隙間から差し込む光

ぼんやり朦朧とした意識の中、聞こえる鳥のさえずり


『りゅうくーん、遅刻するわよー』


「んぁ…?」

ドンッ…――

母の声と共に自分の寝ていたベッドから転げ落ちる


「ん…?…うわっ…やっべ…っ」


目を擦り乍枕元に置いてあった目覚まし時計を見て慌てる自分



高校1年の俺、桐谷流星は

今、後20分までに教室の

窓際、前からは6番目、
後ろからは1番目の所に座っていないといけないという状況に陥られています。







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