彼女は隠れて変化する
第5章 無限ループへようこそ!
ジャケットをハンガーにかけてベッドに横になる――――…
「にしても、あの不審者はキモかった――――…」
舞の怯えた表情が脳裏に浮かぶ――――…
「舞――――…本当に大丈夫か?」
カーテンを開けて…舞の部屋の様子を伺おうと窓に手をかけると――――…
舞がこっちを見て窓際に立っていた!!?
「ま、舞――――…どうした?」
「あ、あ…あ///晴馬君に――――…用があって……声かけようか…どうしようか…悩んでた」
「――――…いや、声かけろよ…ぬぼ~って、立っていられる方が怖いって…
俺が、カーテンを開けたから気がついただけで…お前からは何のアクションも無いわけだから…気がつかれないパターンだぞ?」
舞は俺の言葉に「あ、///あ、だよね…」と、モジモシしていた…