テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第11章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)③

「帰らなかったの……」
「そ……そっか……」

驚きのあまり瞬時に目を反らし背を向けた。

見てはいけないものを見てしまったような衝動に駆られた。

「小さい頃……一緒にお風呂入ったもんね。
だから……大丈夫だよ」
「あ……あぁ……」

琥珀に背を向けているまま、受け答えをする。

まさかあの琥珀が……それ相応の覚悟だろう。

「一茶……怒らないで」
「……怒ってねーよ。身体洗って早く入れよ」
「ぅん……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ