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COLOR’S~殺したのは私~

第12章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)①

小学生になると四人の中でいつの間にか役割分担が出来上がっていた。

内向的な私は一茶にイジメられるようになり、そんな私を朱夏と碧海が庇うという図式が形成されていた。

後に一茶が私にしていた行為はイジメではなく、からかっていただけのことだと知ったが一茶に対する苦手意識は拭えなかった。

大好きなんだけど苦手という歯がゆい想いだった。

今でも一茶に対しての苦手意識は衰えず少しでも不機嫌な顔をされると萎縮してしまう。

好きな気持ちより苦手意識の方が圧倒的に比重が大きかったが成長していくにつれその想いは逆転した。

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