
COLOR’S~殺したのは私~
第13章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)②
年が明けた2007年の春
私は短大生になると念願の一人暮らしを平塚市で始め、朱夏はアルバイト先のガソリンスタンドで社員になり海老名市で一人暮らしを始め、大学生になった碧海だけが自宅に残った。
大学受験に失敗した一茶は予備校生になった。
運転免許証を取得した一茶は過保護な両親に車を買い与えられ、一日おきのペースで私のアパートを訪れていた。
私は私でガソリンスタンドのアルバイトを続けながら短大に通っていた。
「毎日来たいんだけど、勉強しなくちゃ
いけなくてさ」
「いいよ。来年こそ合格しなくちゃね」
私の部屋には一茶の下着や歯ブラシがある。
不器用ながらも食事を作ったりして新婚生活のようで浮き足立っていた。
いずれはこの新婚ゴッコが本物になる。
私は一茶のお嫁さんになる。
「今年も花火大会一緒に行こうな」
「ぅんッ」
私は短大生になると念願の一人暮らしを平塚市で始め、朱夏はアルバイト先のガソリンスタンドで社員になり海老名市で一人暮らしを始め、大学生になった碧海だけが自宅に残った。
大学受験に失敗した一茶は予備校生になった。
運転免許証を取得した一茶は過保護な両親に車を買い与えられ、一日おきのペースで私のアパートを訪れていた。
私は私でガソリンスタンドのアルバイトを続けながら短大に通っていた。
「毎日来たいんだけど、勉強しなくちゃ
いけなくてさ」
「いいよ。来年こそ合格しなくちゃね」
私の部屋には一茶の下着や歯ブラシがある。
不器用ながらも食事を作ったりして新婚生活のようで浮き足立っていた。
いずれはこの新婚ゴッコが本物になる。
私は一茶のお嫁さんになる。
「今年も花火大会一緒に行こうな」
「ぅんッ」
