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COLOR’S~殺したのは私~

第17章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)①

「離してよ」

男二人が私の両方の腕を掴む。

「邪魔しないでやってよ。これからいいとこ
なんだからさ」
「いいとこって何よ」
「分かるだろ?今頃二人はちちくり合ってるよ」

ムカついた。

こいつらにも一茶にも朱夏にも。

馬鹿の寄せ集めが!

馬鹿学校のくせに!

馬鹿でもからかって遊ぶか。

「だったら私といいことしない?」
「いいこと?」

男二人は同時に喰い付いた。

さすが馬鹿。

「そこの神社でいいことしようよ」

家から徒歩5分もかからない神社。

男二人はスケベ心丸出しで私に着いてきた。

境内の賽銭箱前の石段に腰を降ろすと男二人は私の両脇に座った。

私はポケットからタバコを取り出すと二人に一本ずつ渡した。

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