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COLOR’S~殺したのは私~

第23章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)③

琥珀との電話を切ると、部屋の灯りを消して留守を装う。

一茶の部屋の灯りが点くと私の携帯電話が一茶からの着信を示した。

鳴り終えるのを待つ。

今夜、一茶と会うことは危険と判断した。

朱夏か琥珀が一茶の家に現れる可能性がある。

朱夏から聞いた話だと、哲也が偽りの琥珀イコール私を好きだということ。

いつも通り哲也に非通知で電話をする。

『琥珀ちゃん?』

適当な理由をつけて非通知で電話をする私を疑う様子はなかった。

惚れた弱味か。

非通知イコール私ということになっているようだ。

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