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COLOR’S~殺したのは私~

第25章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)②

後ろ髪が引かれる思いで俺は琥珀とたこ焼きを買いに行った。

背中に感じる刺さるような視線が痛い。

朱夏と碧海が俺の視界から消え去ったと同時に琥珀が俺の手を再び握った。

「やっと一茶と二人きりになれたね」
「そうだな」

琥珀から指を絡め俺もそれに応える。

「このまま私のアパートに帰っちゃおうか?」
「それはマズイだろ」

それでなくても朱夏は疑っているというのに。

それに引き替え碧海は冷静どころか俺と琥珀にたこ焼きを買ってくるように促していた。

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