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COLOR’S~殺したのは私~

第4章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)①

「だったら隣の三姉妹、今から呼ぼうぜ」
「は?呼んでどうすんだよ」

これまでの俺らのやり取りと会話の流れから
ある程度の想像はつく。

「親居ねーんだろ?部屋空いてんだろ?」
「ちょうど俺らも三人だしさー」

やはりそういった低俗な考えだった。

「あのなー俺が了解するとでも思ってるわけ?」
「一茶が了解しなくても三姉妹が了解するかも
しれないだろ」
「じゃ、俺が三姉妹を呼びに行ってくっか」

悟史が「よっこらしょ」と立ち上がった。

「やめてくんねーか?」

俺は悟史の行く手を塞いだ。

「別にいいだろ。一茶には先に選ばせてやるから。てか、三姉妹の顔って同じだしどれも一緒だろ?」
「そういう言い方やめろよ」

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