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COLOR’S~殺したのは私~

第26章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)④

「あの一茶を共有するっていう約束のことでも
考えてた?いいよ、気にしないで」
「でも碧海も一茶のこと……」
「私?そんな風に見える?」

碧海は一茶を好きな素振りを全く見せていない。

「見えないけど……ごめん碧海」
「ゃだぁ。謝らないでよ。まるで私が
一茶のこと好きみたいじゃん。それより
どうすんの?」

碧海は一茶と琥珀を顎で差した。

「どうしよう……」

一茶は相変わらず不安そうな表情を浮かべ、琥珀は未だに一茶に膝枕をしてもらい眠っている。

「私と一緒に帰る?」
「え……それは……」

あの二人をあの状態にしておいて帰れるわけがない。

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