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COLOR’S~殺したのは私~

第26章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)④

「ここで朱夏が横槍入れたら、琥珀と同じだよ」
「同じ?私と琥珀が?」
「そう。一茶にしつこいと思われてもいいの?」

一茶は私に対してそんな風に思ってしまうのか。

碧海が言うならそうかもしれない。

「じゃあ私はどうすればいい?」
「ドーンと構えてればいいよ。男の影を
チラつかせるのも効果的かも」

そんなことしてしまったら一茶は私に呆れ、琥珀の元へ行ってしまうかもしれない。

それでなくても私と向井さんが付き合っていると思われているのに。

でも碧海がそう言っているんだから勝算があるのかもしれない。

それにここで否定的なことを言ってしまったら碧海は琥珀に寝返るかもしれない。

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