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COLOR’S~殺したのは私~

第27章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)④

『ダメだったら別にいいけど』
「そんなことないよ。やろうよ鍋」

仕方がない。

それに明日は一茶も私も仕事が休み。

朝から夜まで一茶に愛してもらおう。

『で、一茶を借りてもいい?』
「一茶を?」

話の流れを把握していない一茶は不思議そうに私の様子を窺っている。

『私と朱夏だけだと荷物持ちきれないし。
朱夏はスイカ丸ごと食べるって張り切ってるし』
「朱夏も……来るの?」
『みんなでって言わなかった?嫌ならいいけど』

再び碧海の機嫌を損ねそうになった。

「嫌じゃないよ。分かった。待ってるね。
一茶をそっちに向かわせるから」

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