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COLOR’S~殺したのは私~

第30章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)③

『琥珀は他人に見られながらするのが好きだもんな』

哲也が言い放った言葉が本当であれば、琥珀に数人のセフレがいてもおかしくはない。

そのセフレたちの一人である哲也に惹かれ付き合い始めたということか。

どうも釈然としない。

結局俺の頭の中は未だに堂々巡り状態である。

碧海に至っては大学四年生となると卒論やら海外留学で忙しいらしく会う機会が減少した。

今日も海外留学の準備に追われているようで花火大会に誘うことを躊躇い朱夏は仕事を休めずにいた。

琥珀に電話をしてみた。

いつもだったら着信履歴から電話を掛けるが、琥珀の名前は流れていて、それが琥珀との空白を物語っていた。

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