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COLOR’S~殺したのは私~

第31章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑤

「碧海がどうした?あ……碧海のこと
話してなかったな」
「碧海のこと?」

この時点では全く碧海のことを疑うこともなく警戒すらしていなかった。

碧海は私の味方であり助言もしてくれる。

ただ……今回の碧海のアドバイスは逆効果になってしまったようだけど。

「碧海も好きで……同時進行中……」

う……そ……

「碧海は……一茶のこと好きじゃないって……」

言っていた。

確かに碧海は言っていた。

一茶の独りよがりじゃなくて?

「朱夏の手前、そう言うしか無かったんだろ。
それに……これまでのことを一番我慢して
きたのは碧海かもしれない」
「それは違う!一番我慢してきたのは私だよ!」

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