
COLOR’S~殺したのは私~
第32章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑤
「琥珀っち──!!!どこ行った──!!!」
私は慌てて唇を放した。
「一人じゃなかったのかよ。俺には言えない
相手か?」
「ち……違う……そうじゃなくて……」
動揺してしまい釈明する言葉も見つからない。
どうして私はあんなに見え透いた嘘を……
「お───い!!!琥珀っち───!!!」
一茶は私に呆れた様子で「早く行けよ。呼んでるぞ」と冷たく言い放った。
仕方なくトラックの影から出ると私を見つけた宇田川くんはこともあろうかダッシュで近付き私を抱き締めた。
「ちょッ……宇田川くん!」
「照れちゃって~。いつもハグしてんだろ」
宇田川くんは男女問わず誰とでも職場でハグを交わしていた。
しかし宇田川くんそのものを知らないであろう一茶には、この行動と発言は理解してもらえないだろう。
一茶もトラックの影から出てきた。
私は慌てて唇を放した。
「一人じゃなかったのかよ。俺には言えない
相手か?」
「ち……違う……そうじゃなくて……」
動揺してしまい釈明する言葉も見つからない。
どうして私はあんなに見え透いた嘘を……
「お───い!!!琥珀っち───!!!」
一茶は私に呆れた様子で「早く行けよ。呼んでるぞ」と冷たく言い放った。
仕方なくトラックの影から出ると私を見つけた宇田川くんはこともあろうかダッシュで近付き私を抱き締めた。
「ちょッ……宇田川くん!」
「照れちゃって~。いつもハグしてんだろ」
宇田川くんは男女問わず誰とでも職場でハグを交わしていた。
しかし宇田川くんそのものを知らないであろう一茶には、この行動と発言は理解してもらえないだろう。
一茶もトラックの影から出てきた。
