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COLOR’S~殺したのは私~

第33章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑤

「琥珀っちシャワー浴びたかっただけかよ。
それともそんな格好して俺っちを誘惑しに
来たとか?」

ここにも馬鹿が居た。

因みに本物の琥珀は私の部屋で必死こいて粗探ししている最中でーす。

バスタオルを纏った私は運転席に乗った。

「そうだよ。誘惑しに来たの」

琥珀に成り済ましてこの馬鹿男でもからかうか。

「えぇ!ドライバーの彼氏居るじゃんか~」

一茶と琥珀は社内では公認の中って訳か。

気に入らない。

馬鹿のくせに。

「そんなんじゃないよ。あの男が一方的に
そう思ってるだけだよ」
「そうなの~?へぇ~。ストーカー
みたいだな~」

【宇田川和樹】と記されたネームプレートをダッシュボードの上に発見。

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