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COLOR’S~殺したのは私~

第33章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑤

私が運転席から降りると宇田川は運転席に乗り換え急発進で走り去っていった。

宇田川が戻ってくる間は琥珀を引き止めていなくてはならない。

家に入り琥珀の携帯電話の電源を切りリビングに隠し二階へ上がり私の部屋を覗くと、要領の悪い琥珀は未だに物色している最中だった。

「お目当ての物は見つかったの?」

クローゼットに首を突っ込んでいる琥珀が振り向いた。

「碧海!!!」
「私も一緒に探してあげようか?
見つからないと思うけどね」

顔面蒼白の琥珀を尻目に私はベッドに腰掛け、タバコに火を点けた。

「み……見たんだから……い……家から私を
襲った……お……男が出ていくところを……」
「はぁ?証拠でもあるわけ?写真でも撮った?
見せてみなよ」
「そ……それは……でも……私……見たもん」

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