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COLOR’S~殺したのは私~

第37章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑥

朱夏が事故に遭い入院していることを母親から聞いた。

ベッドの上なら逃れられないだろうと私は入院先の病院に出向いた。

私は無実であり全ては碧海の策略だと碧海に訴えたい。

信じてもらえるかなんて二の次。

誰かに私の話を聞いてもらいたい。

「朱夏ちゃん、病院抜け出しちゃダメだよ」

病院のロビーで背後から声を掛けられた。

振り向くと朱夏が勤めるガソリンスタンドの制服を着ている中年の男性だった。

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