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COLOR’S~殺したのは私~

第37章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑥

「私は朱夏じゃ……」
「明日退院出来るんだから大人しくしていなさい」

碧海ではないと否定する言葉を遮られた。

ここでフッと碧海にされたことを思い出す。

碧海が仕出かしたことは相手の勘違いの延長線上にあるものなのか。

だったら私も朱夏をハメてやろうか。

この男を利用して。

私に出来るだろうか。

ライバルは一人でも少ない方がいい。

「お腹空いちゃって……食べに行こうかと思って」
「確かに病院食って味気無いし少ないもんな」

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