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COLOR’S~殺したのは私~

第37章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑥

個室で向かい合って座り雑談を交えながら食事をした。

朱夏になりきった私はこれからどうすればいいんだろう。

このまま食事してサヨナラでは何の意味もない。

「今日の朱夏ちゃんはいつもと雰囲気が違うね」
「そ……そうですか?」

何の気の無い一言でも私が朱夏ではないと見抜かれたのではないかと怯えてしまう。

「服装がいつもより可愛い。あ、普段が可愛く
ないとかそういうことじゃなくて……」

朱夏はカジュアルな服装を好み、私はフリルをあしらった女の子っぽい服装を好んでいた。

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