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COLOR’S~殺したのは私~

第43章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑦

それにしても宮路所長があんな40近い女を相手にするとは。

いくら私が居なくなるからといって、私より一回り以上の女を相手にすることはないだろ。

しかも退職願を提出した数時間後に次の女に行ってしまうとは。

どんだけ性欲まみれなんだよ。

美香さんなんて私よりお腹が出ていたし、胸は垂れていたし、艶かしいどころか気持ち悪い顔だったし、私の方が断然若いし……

私は……

私は……何をこんなにも苛立っているの?

何のしがらみも無く一茶の元へ行けるというのに。

荷物をまとめる手が止まる。

それと同時に涙が溢れだす。

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