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COLOR’S~殺したのは私~

第44章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑦

その日の仕事を終えると洋服や身の回りの物をバッグに詰め込む。

一茶の好きなエッチな下着も。

このアパートは解約せず家賃を払い続けることにした。

それだけの貯えは充分にある。

それにいつ戻るか分からないし、一茶が私を拒むかもしれない。

……そうだった。

ここまで突っ走ってきたが私は一茶に嫌われているかもしれない。

新潟まで行ったはいいが、その場で突き返されトンボ返りさせられる可能性だって充分にある。

急激に不安に襲われる。

しかし、もう引き下がれないところまで私は来ている。

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