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COLOR’S~殺したのは私~

第44章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑦

一睡も出来ずに朝を向かえ、大きなバッグを2つほど抱え、上越新幹線で新潟に向かった。

越後湯沢駅で下車するとタクシーに乗り、一茶が住むウィークリーマンションの住所をタクシードライバーに告げた。

昼頃に到着してしまったが、よくよく考えてみれば平日の最中、一茶は仕事中だろう。

期待もせず、しかし昨夜から鳴り止まない胸の鼓動を押さえつつ、一茶の部屋である203号室のインターホンを鳴らした。

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