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「朱夏……話がある」

勤務中の昼休み、宮路所長に呼ばれ職場の裏にある駐車場へ向かった。

「乗って」

宮路所長の車の助手席に乗るよう促された。

昼休みはこうして宮路所長の車でSEXをすることもあり、今日もそうだと疑わなかった。

しかし宮路所長は神妙な面持ちで制服を脱がせるどころかキスさえもしない。

ただフロントガラスの先にある木が生い茂った公園を見つめるだけだった。

「靖子に子供が出来たんだ」