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COLOR’S~殺したのは私~

第48章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑧

……琥珀

この時は単なる偶然だと思っていた。

「琥珀」なんて名前は稀だが。

稀だが……

「一茶はそういうところ適当すぎるよ」
「だったらもう一度プロポーズすれば
いいだけの話だろ」

一茶……

プロポーズ……

私は咄嗟に自分の車の影に隠れ、コインパーキングに面する道路の様子を窺った。

「琥珀……俺と結婚しよう」
「もうッ!こんな所で全然ロマンチック
じゃないッ!」

仲睦まじ気な一茶と琥珀が私の目の前を通過した。

あれほど琥珀を罵っていた一茶が……琥珀と……

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