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COLOR’S~殺したのは私~

第50章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑧

その三ヶ月の間に碧海が何か仕掛けてくる。

不倫の既成事実を自ら作り上げた朱夏も何かしら行動を起こすかもしれない。

だからこそ入籍を先送りにしたくはなかった。

特に碧海は怖い。

一茶と婚約までこぎ着けたのにもかかわらず、碧海の存在が私の頭の中を幾度となく掠める。

碧海が婚約の事実を知ってしまったら……

考えただけでも今夜は眠れそうにない。

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