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COLOR’S~殺したのは私~

第50章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑧

作業着のポケットの中に早速手応えがあった。

飴玉の袋か?

それにしては大きいかも。

ポケットから取り出すと……

それは……

封を切られていたコンドームの袋だった。

中身は……入って……無い。

手が……全身が震えた。

これは一茶を問い詰めてもいいレベルだ。

状況証拠なんて生易しいものではない。

物的証拠だ。

こんな嫌がらせをするのは碧海しか考えられない。

一茶とSEXをして私にそれを見せしめる為に一茶の作業着にこのコンドームの袋を忍ばせたということか。

碧海は知っていたんだ。

私が新潟に居ることを。

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