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COLOR’S~殺したのは私~

第53章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑨

「今日で……最後だね……」
「……言うなよ」
「だって……」

沙羅は瞳に涙をいっぱい溜めていた。

俺はそれを拭いながら唇を重ねた。

沙羅の存在がこれほどまで愛しくなってしまうなんて。

「俺も厚木に帰ったら……会おうか」

早速禁じ手を口にしてしまう俺。

泣いている沙羅を放っておけない。

そして俺も……沙羅と関係を続けたい。

「でも……彼女さんに悪い……」

沙羅は琥珀の存在を知っている。

「そっか……そうだよな」

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