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COLOR’S~殺したのは私~

第56章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)④

「二年間だと結構な荷物の量だね」

俺の部屋がある二階にダンボール箱を運ぶ。

朱夏も手伝ってくれた。

一通り荷物を運び終え俺がベッドに座ると、朱夏が当たり前のように隣に座る。

そして朱夏はクスクスと笑った。

「一茶覚えてる?あの中に悟史と哲也が
隠れたこと」

朱夏はクローゼットを指差し、相変わらずニコニコしていた。

「覚えてるよ。悟史がくしゃみしちゃってな。
超焦ったよ」
「三人で土下座して私に謝ったよね」
「朱夏は物凄い剣幕で怒ってたもんな。
小便チビりそうだったよ」

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