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COLOR’S~殺したのは私~

第56章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)④

場が和んだ矢先、再び緊張が俺を襲う。

「でも……その後の一茶は優しかった……」

それは俺によって朱夏の処女を奪ったことを意味する。

「ごめん……あんな形ですることになって
しまって……」

今更ながら謝る俺。

「さっき……私とのキス……拒んだよね」
「そ……それは……」

バレていた。

「私が琥珀じゃないから?」
「そ……そんなことは……」

朱夏は俺と琥珀のことを知っていたんだ。

母親が喋ったか?

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